注意を払えない子どものために注意を払うキッズデザイン

シュレッダーに幼児が指を挟み9本を切断なんてニュースを目にして思ってたんだけど、もともとシュレッダーなんて十分に危険なものに注意を払えるオトナが集うオフィスにあるものなので、メーカが「もしかしたら幼児が手を入れるかもしれない」なんて想像すらしなかったのかもしれない。

ただ、それは業務用のシュレッダーの話で個人情報について意識が高まる中、家庭用のシュレッダーがあるのでその場合は幼児への配慮は必要かもしれない。

危険なものにどれだけ「触るな危険!」なんて書いても幼児には到底理解できないし、言い聞かせてもさまざまなものに興味を持つ幼児には自ら注意を払わせるのは不可能に近いので、そういうときには親が危険なものを幼児の手に届かない所に置くべきではないんだろうか。

ほら、薬の誤飲防止に注意書きで「幼児の手の届かないところに…」って書いてあるじゃない。
今回のシュレッダーの件もそういった配慮をオトナがすべきだったのかな。

少し前には背もたれのないベンチから子どもが転倒、ベンチ後ろにある植え込みにあった枯れ木が子どもの頭にささり死亡した事故で、公園を管理する自治体に賠償命令。というのがあったけど、それってどうなんだろうか。

公園のベンチの事故を防ごうとするなら

  • ベンチには背もたれを
  • 植え込みに枯れ木は放置しない
  • そもそも植え込みなんて造らない

なんて、安直に考えてしまったりするけど、もっと極論を言えば背もたれのあるベンチでも重心が高い子どもはベンチの前へ転倒しアスファルトに頭をぶつけるかもしれないし、背もたれを乗り越えるかもしれない。

じゃ、チャイルドシートみたいに安全ベルトでがっちりと固定してしまえば子どもの「思わぬ行動」で事故が起こる事なんてほとんどなくなるんじゃないの?っていうかそれはすでに公園のベンチではなくなってしまっている。

子どもの想定できない行動でおこる事故は山ほどあるけど、そのうちデザインで事故を減らす事はある程度できるかもしれない。

キッズデザイン協議会では「子どもの安全安心の向上、健やかな成長発達に役立つデザイン」の理念のもとに子どものリスクをできる限り減らそうと活動している団体で、子どもが巻き込まれやすい身近な危険を回避するためのデザインを各メーカと協力して作って行こうとする団体みたいです。

KIDS DESIGN ASSOCIATION

具体的には大人は扉に指をつめるかもしれないと経験的に注意を払うけど、子どもは経験がないので注意を払えないから、指をつめにくいデザインの扉をつくろうとかいうことらしい。
さらにGDPのひとつとしてキッズデザイン賞(KIDS DESIGN AWARD)を創設、キッズデザインに適してると思われるものに付与されるみたい。

だれもが安全に利用できる製品を作っていこうというのは大切かもしれないけど子どもの小さなケガなんかはあってあたりまえ。
というよりも、全く危険な思いをしないで育つよりも「そこそこ」危険な思いをして育ったほうがいいのかもね。(あくまで僕がそう育ってきたから思うんだけど)

西武百貨店では育児情報誌「あんふぁん」の企画で子どもの目線から見るオトナに合わされた世界のサイズを体験しようというイベント「オトナサイズ2006」というのが開催されていたっぽい。

オトナサイズ2006

会場ではソファや家具が子どもの目線のスケールで置かれていて、オトナが想像するよりもはるかに自分よりも大きいかを体験できたみたい。
こういうイベントを各地でもやってほしいとか思うんだけど、どっかやってくれないかな。

園児とママの情報誌:あんふぁん 商品開発