0710
数学ガール
一つ目は
1, 1, 2, 3…
二つ目は
1, 4, 27, 256…
あなたはこの数列の続きがわかるだろうか。
3や17、29の数字はどんな特徴を持っているかわかるだろうか。
そして、こんな数字たちを見てワクワクできるだろうか。
僕は少しだけワクワクすることができるかもしれない。数学ガールで。
数学なんてとてもじゃないけど理解できない。
なんといっても、中学校時代に3点という記録を出したぐらいだから当然高校でも補習を受けることになる。
それぐらい数学には疎かったんだけど、数学ガールがおもしろすぎる。
高校生の主人公「僕」と同じ学年の「ミルカさん」、一つ下の「テトラちゃん」が学生生活の中でまるで昨日のテレビを話題にするかのように、数式を三人でいじって遊んでいる。そんなお話。
数学ガールっていうぐらいだから当然、数学の話でたっぷりと理解できそうもない(案の定、理解できなかった)数式が山ほど出てくるんだけれど三人のおかげで数式がわからなくても「ミルカさん」や「僕」が解説してくれるし、「テトラちゃん」が一緒に復習をしてくれる。
そのおかげで、とっても難しい数式も少しだけわかった気になるし(ほんの少しだけ)、もしかしたら数学って楽しいかもとも思える。
NHKの高校講座で「数学を勉強するのは数学的なものの考え方を身につけるため」とか、言っていたけど確かにその通りだ。
なんとなく、これぐらいの大きさとかなんとなくこんな感じというアバウトな考えを、どんどん具体的にしていく考え方を身につけられそうな気がした。
そう、気がしただけなので。
これを近々実践してみないと身につかないんだと思う。
ただ、それよりも単純に三人の青春劇としても読めるし、途中に出てくるエイエイとミルカさんの音楽も楽しそうだったので、全体の2/3ぐらいある数式がわからなくても十分に楽しめる。(僕がそうでしたから)
著者の結城浩氏のオイラーと数学への愛が感じられる一冊。
数学ガール
目次
- あなたへ
- プロローグ
- 第1章 数列とパターン
- 第2章 数式という名のラブレター
- 第3章 ωのワルツ
- 第4章 フィボナッチ数列と母関数
- 第5章 相加相乗平均の関係
- 第6章 ミルカさんの隣で
- 第7章 コンボリューション
- 第8章 ハーモニック・ナンバー
- 第9章 テイラー展開とバーゼル問題
- 第10章 分割数パターン
- エピローグ
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